リポエンド

1979年に遠藤博士(東京農工大学農学部元教授)らは、紅麹菌の一つよりコレステロール低下作用を持つ物質、モナコリンKを発見しました。

米国メルク社により、ロバスタチンと命名されたこの物質は、世界中で高脂血症治療薬として高い評価を受けるようになりました。

メバロチンやリポバス・ローコールなどは、この紅麹の成分(モナコリン類)を化学合成したものです。現在では、紅麹を天然培養し、そこから取り出されたロバスタチンが最適とされています。

天然の紅麹は、もともと食品ですから副作用は無く、安心して摂取できます。
交通事故の死亡者は年間約1万人ですが、突然死、急性死の死亡者は年間約20万人と
20倍にもなります。
そして突然死の主因は、脳・心臓の動脈硬化が伴います。
動脈硬化は「高コレステロール血症」をもっている方では、発症する確立は非常に高くなります。

「高コレステロール血症」は、沈黙の病気(サイレントキラー)といわれるとおり、自覚症状に乏しいため手遅れとなるケースが少なくあるません。

そうならないためにも、日ごろからの予防が必要です。
特に几帳面な性格の人、ストレスの多い人、血圧の高い人、運動が嫌いな人、よくタバコを吸う人は、今から食生活と適度の運動を含めたライフスタイルの改善に取り組みましょう。
  • 紅麹には、このコレステロールを低下させるモナコリンKと呼ばれる成分が含まれています。モナコリンKは、この体内でのコレステロールの合成を阻害します。
    「遠藤博士らは、この紅麹からモナコリンK(mevinollin、lovaastatin)などのコレステロール合成阻害酵素を発見しています。」

  • コレステロールは、アセチルCoAを出発物質として、20数段階の反応を経て合成されます。この中で、HMG-CoA(3-hydroxy-3-methylglutaryl CoA)からメバロチン酸(mevalonate)への還元が最も遅い反応で(律速段階と呼ばれています)、この還元反応に関与する酵素をHMG-CoAレダクターゼ(reductase、還元酵素)と呼びます。

  • このHMG-CoAレダクターゼの作用を阻害すれば、コレステロールの生合成が抑制されます。そしてさらに、合成が抑制されると、肝細胞膜上のLDL受容体が増加するため、血中からのコレステロール取り込みを増加させ、血中のコレステロール、特に悪玉コレステロールと言われるLDL-コレステロールを低下させることが出来ます。

​紅麹について

1933年11月14日
秋田県由利本荘市(旧東由利町)生まれ
​元東京農工大学農学部農芸化学科、助教授

国立大学法人東北大学大学院農学研究科特任教授

遠藤 章先生